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那覇市市制100周年アーカイブ
那覇は元々は、小さな島々でした。その那覇が東南アジアにおける貿易の重要地点となり、王府首里と陸続きで結ばれます。琉球王朝期の古地図でその歴史が多少分かるはずです。明治になると那覇は貿易港にまして、軍事的にもその重要性を増し、那覇の旧版地図はマル秘扱いされます。大正時代の地図には、那覇の市街地が港湾エリアに集中し、現在の最大の繁華街である国際通り周辺は人家もまばらでした。昭和初期の「那覇市全図」では、その港湾エリアとその外縁地域が「那覇市」であったことが分かります。つまり王府であった「首里」は首里市でした。その那覇と首里を大きく変えたのが沖縄戦であり、その後のアメリカ統治によるアメリカ軍の旧那覇市の接収で、その一部は現在も米軍施設として使われています。 そして日本復帰時の旧版地図には、現在の沖縄最大の繁華街である国際通りが誕生し、市街地は那覇と首里を連ねて広がっていることが分かります。さらに米軍住宅地であったエリアは現在新都心「おもろまち」と変わったことが平成初期の旧版地図で分かります。
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マップについて
本サイトでは、下記地図の全部または一部を使用しています。
1640年頃 琉球王朝
正保年間琉球図
※島津領国絵図 正保琉球国悪鬼納島絵図写 東京大学史料編纂所所蔵1770年頃 王朝中期
琉球国之図+琉球国惣絵図(間切集成図) 合成版
※琉球国之図(薩摩藩調製琉球図) 沖縄県立図書館所蔵
※琉球国惣絵図(間切集成図) 沖縄県立博物館・美術館所蔵1920年頃 大正後期
大正後期/国土地理院 旧版地図1935年頃 昭和初期
那覇市全図
※那覇市全図 沖縄県立図書館所蔵1959年頃 米国統治
米軍作成地図
※米軍作成地図 沖縄県立図書館所蔵1973年頃 日本復帰
昭和48年頃/国土地理院 旧版地図2000年頃 平成初期
平成12年頃/国土地理院 旧版地図現代地図
国土地理院、オープンストリートマップ(OSM)
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※国土地理院 旧版地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分1地形図及び2万5千分1地形図を複製したものである。
(承認番号 平29情複、 第1476号)
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